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見た目じゃわからない…遺品整理で捨ててはいけないものをやさしく解説2025.03.31

遺品整理をしていると、何を残して何を処分するか、ひとつひとつの判断に迷うことがあるかもしれません。

見た目では価値がわからないものや、故人の想いが詰まった品などは、「捨ててはいけないもの」かもしれないと感じてしまい、手が止まることもあります。

また、思い出の品だけでなく、大切な書類やデジタル機器の中に残された情報など、気をつけて見ておきたいものは意外とたくさんあります。

本記事では、遺品整理を始める前に知っておきたいことや、手放すか迷ったときのポイントを、やさしくご紹介します。

遺品を捨ててしまう前に、まず確認しておきたいこと

遺品整理を始めると、つい勢いで捨ててしまいそうになることもあります。

でも、大切なものを手放してしまわないように、片付ける前にちょっと立ち止まって確認しておきたいことがあります。

故人の思い出や希望を家族で話し合っておく

遺品整理を始める前には、できるだけご家族やご親族と時間を取って、故人の思いや希望について話し合っておくことがとても大切です。

「この品は○○に渡してほしい」「このアルバムは手元に残しておいてほしい」といった希望が、生前の会話やエンディングノート、あるいは身近な人の記憶の中に残っていることもあります。

故人の思いを共有しておくことで、「本当は残しておくべきだったかもしれない」と後から後悔することを防ぐことができます。

話し合いの内容は、口頭だけでなく、メモやメールなどで残しておくと、後で見返すこともできて安心です。

見た目ではわからない貴重品に気をつけよう

遺品整理では、見た目だけで判断して捨ててしまうと、思わぬものを失ってしまうことがあります。

例えば、古い封筒の中に現金が入っていたり、何の変哲もない書類の束の中に、不動産の権利書や重要な契約書類が混ざっていたりすることもあります。

特に年配の方の中には、現金や貴重品を「人目につかないところに隠す」習慣がある方も少なくありません。

引き出しの奥、タンスの隙間、紙袋の中、箱の二重底など、予想外の場所に大切なものがしまわれていることもあります。

最初から「これはゴミ」と決めつけず、一つひとつ中身を確認するようにしましょう。

スマホやパソコンの中にも大事な情報が残っている

最近では、故人の大切な情報がスマートフォンやパソコンの中にたくさん残されていることも珍しくありません。

例えば、家族や友人との写真や動画、連絡先のデータ、オンラインバンクや保険に関する情報、さらにはSNSやメールでのやり取りなどもそうです。

中には、エンディングノート代わりにスマホのメモ機能に自分の思いを残している方もいます。

スマホやパソコンは、外から見ただけでは中身がわからないため、「使わないし捨てよう」と判断しがちですが、故人の思い出や手続きに関わる重要な情報が含まれている可能性があります。

もしパスワードがわからない場合でも、メーカーや専門業者に相談することで、データを取り出せるケースもあります。焦って処分せず、慎重に扱うようにしましょう。

見落としがちな「捨ててはいけないもの」

遺品の中には、すぐには大切さがわからないものもたくさんあります。

捨てる前に少し立ち止まって、ひとつずつやさしく見てあげる気持ちが大切です。

手紙や写真は、価値より気持ちで判断する

遺品の整理をしていると、古い手紙や昔の写真がたくさん出てくることがあります。

見た目には色あせていて、「もういいかな」と感じてしまうかもしれません。

でも、手紙や写真には、故人の想いや家族との大切な思い出がぎゅっと詰まっています。

葬儀が終わって少し落ち着いた頃に、やっぱり見返したくなることもあるでしょう。無理に今すぐ手放す必要はありません。

少し時間をおいてから、気持ちが落ち着いたタイミングで、改めてゆっくり見てください。

鍵・金庫・引き出しは中身を確認するまで保留

部屋の片付けをしていると、「これはどこの鍵だろう?」といったものが出てくることがあります。

開かない金庫や使われていなさそうな引き出しなども、そのまま捨ててしまいたくなるかもしれません。

でも、金庫や引き出しなどの場所には、通帳や大切な書類、時には現金が保管されていることも少なくないのです。

どこで何をしまっていたのか、故人しか知らないということもありますので、中身をしっかり確認してから判断するようにしましょう。

古い骨董品や掛け軸はプロに見てもらうのが安心

押し入れの奥から出てきた古びた掛け軸や置き物など、「これはもう古いし、いらないかな」と感じることがあるかもしれません。

実は、一見価値がなさそうに見えるものでも、実は骨董品として高く評価されることがあるんです。

特に、故人が長く大切にしていたコレクションなどは、思わぬお宝の可能性もあります。

自分たちでは判断がつかないものは、信頼できる鑑定士さんや買取店に見てもらうのがおすすめです。

売る・残すの判断も、専門家の意見を聞いてからでも遅くありません。

通帳・保険証券・契約書類は必ず仕分けておく

通帳や保険の証券、契約に関する書類などは、見つけたときに「もう使わないかな」と思っても、後で必要になることがとても多いものです。

特に相続の手続きや名義の変更などでは、古い書類でも役に立つことがあります。

見た目では重要かどうかわからないことも多いので、ひとまず保管しておいて、落ち着いてから確認するのが安心です。

封筒やファイルごと保管しておくと、あとで見返すときにも分かりやすくて便利です。

「必要なものを見逃さないように」という気持ちで、丁寧に仕分けしてみてください。

遺品整理で見落としやすいポイントに注意

遺品整理を進めていると、意外なところに大切なものが隠れていることがあります。

慌てずに、ひとつひとつ丁寧に見ていくことが、思わぬ発見につながることもあるかもしれません。

書きかけのノートや日記にヒントがあるかも

ノートや日記といった手書きのものは、つい「古いからもう要らないかな」と思ってしまいがちですが、実はとても大切な手がかりが書かれていることがあります。

銀行の暗証番号やパスワードのヒント、大切な人へのメッセージ、物の保管場所のメモなどが残されていることもあるのです。

表紙が破れていたり文字がかすれていても、中をしっかりと確認してから判断しましょう。

内容が何もなければ処分できますが、一度捨ててしまうと取り返せないため、まずは丁寧に目を通すことをおすすめします。

レンタルやリース品は返却先の確認が必要

医療機器やWi-Fiルーター、ウォーターサーバーなど、見た目ではわかりにくいものの中には、レンタル品やリース契約中の物もあります。

そのまま捨ててしまうと、後から高額な請求が来る可能性があるため注意が必要です。

本体の裏や側面に貼ってあるシールやラベルに、業者名や管理番号が書かれていることが多いので、まずは確認してみましょう。

また、故人のスマートフォンやパソコンのメール、アプリの契約履歴から、借りていたサービスが見つかることもあります。分からないときは、専門業者に相談するのも安心です。

クレジットカード・会員証は処分前に解約を

クレジットカードや会員証は、ただ切って捨てれば終わり…というわけではありません。

特に年会費や月額料金が発生するものは、きちんと解約手続きをしないと、後で支払いの請求が届いてしまうことがあります。

カードの種類によっては、電話や書面での解約が必要な場合もありますので、まずは発行元に連絡して、必要な手続きや書類を確認してみましょう。

スマートフォンやパソコンに届いているメールやアカウント情報にも、継続中のサービスが隠れていることがあります。

迷ったら、すぐ捨てずに一旦保留する

遺品整理をしていると、「これは捨ててしまっていいのかな?」と悩むものがたくさん出てきます。

例えば、故人が大切にしていたコレクションや、どこかで使っていたような鍵、古いけれど何かに使われていた書類などは、すぐに手放す決断ができないこともあると思います。

そんなときは、無理にその場で決めずに、一度保留にしておくのがおすすめです。

後でゆっくり考える時間をとれば、「やっぱり残しておこう」や「もう大丈夫かも」と、納得して判断しやすくなります。

保留しておきたいものは一つの箱やスペースにまとめておくと、整理もしやすくなりますし、気持ちの整理もしやすくなります。

もしも保管場所に余裕がないときは、写真に残しておくという方法もありますので、無理せず自分のペースで進めていきましょう。

まとめ

遺品整理をしていると、「これ、どうしようかな」と迷う場面がたくさんあるかもしれません。

見た目ではわからない大切な書類や、そっとしまわれた思い出の品など、すぐに捨ててしまうにはためらいを感じるものも少なくありません。

心の中が落ち着かないまま進めると、あとで「やっぱり取っておけばよかった…」と思うこともあるでしょう。

そんなときは、無理に決めずに、少し時間をおいてゆっくり向き合ってください。



この記事の監修者
橋本 明   
遺品整理士 / 不用品回収・リサイクル業務専門家
2012年より約10年間、不用品回収およびリサイクル業務に従事。
個人宅・オフィス・店舗・工場など多様な現場で経験を積み、大型案件にも多数携わる。
2021年に独立し、現在は遺品整理を中心とした事業を運営。
従業員数10名、車両7台を保有し、年間1,000件以上の遺品整理・不用品回収を手掛ける。

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