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一軒家の遺品整理の費用相場は?見積もりの前に知っておきたい基本を解説2026.02.03

一軒家の遺品整理は、部屋数の多さや荷物の量だけでなく、倉庫や庭など屋外のスペースまで片付けの対象になることがあり、想像以上に作業が大がかりになることがあります。

加えて、作業にかかる時間や人員の数によっても費用が変わるため、初めて依頼する方にとっては不安に感じる場面もあるかもしれません。

本記事では、一軒家の遺品整理の費用に焦点をあてて、相場の目安や費用が高くなるケース、費用を抑えるための工夫についてわかりやすくご紹介します。

一軒家の遺品整理はなぜ費用が高くなりがち?

一軒家の遺品整理は、部屋の数が多かったり、荷物がたくさん残されていたりすることが多いため、どうしても作業の手間や時間がかかってしまいます。

庭や倉庫など家の外も対象になることがあり、費用が高くなるケースも珍しくありません。

一軒家は部屋数が多く、作業量も多くなる

一軒家にお住まいだった方の遺品整理では、アパートやマンションに比べてお部屋の数が多くなる傾向があります。

そのため、それぞれの部屋にある荷物の量も増えやすく、整理や運び出しにかかる時間や手間が大きくなってしまいます。

特に長年住まわれていた住宅では、使っていない部屋に思い出の品や家具などが保管されたままになっていることも多く、スタッフによる丁寧な確認作業が必要です。

貴重品の捜索や処分の判断も時間がかかるため、結果として作業に必要な人員や日数が増え、費用が高くなる傾向があります。

家の外や倉庫・庭まわりが対象になるケースも

一軒家の場合は、家の中だけでなく、庭や倉庫、物置といった屋外のスペースにも遺品が残されていることがあります。

屋外のスペースには、古い農機具や工具、季節ごとの家電、長く使われていない家具などがそのまま置かれているケースが多く見られます。

屋内とは異なり、土や埃をかぶっていたり、劣化が進んでいたりするため、運び出しや分別に余分な手間がかかることもあります。

また、重たい物や壊れやすい物が混ざっていると、慎重な作業が求められ、全体の作業時間や人件費が増えることにつながります。

地方の一軒家は交通費や作業人員の調整が必要になることも

郊外や山あいなどにある一軒家の遺品整理では、スタッフや車両の手配に時間と費用がかかることがあります。

例えば、トラックで現地に行くまでに距離がある場合は、その分の交通費が見積もりに含まれます。

道が狭くて大型車が入れない場所では、小型車を何台も用意する必要があるなど、効率的な作業が難しくなることもあります。

作業開始が朝早くにできないと、近隣に宿泊して前日から準備するケースもあります。

地理的な事情が重なると、都市部の作業と比べて費用が高くなる場合があります。エリアによっては見積もりの時点で詳しく確認しておくと安心です。

遺品整理にかかる費用相場とは?

一軒家の遺品整理をお願いする際は、費用の目安をあらかじめ知っておくと安心です。

間取りの広さや作業の内容によって、料金は変わってくることがあります。

一軒家・間取り別の費用目安(1LDK〜5DKまで)

一軒家の遺品整理では、間取りの広さや部屋数によって、整理にかかる費用にかなり差が出てきます。

おおまかな目安は以下の通りです。

間取り 費用の目安 作業人数の目安 作業時間の目安
1LDK〜2DK 約7万〜30万円 2〜4名 半日〜1日程度
2LDK〜3DK 約12万〜45万円 3〜5名 1日〜1.5日程度
3LDK〜4DK 約15万〜70万円 4〜7名 1〜2日程度
4LDK〜5DK以上 約20万〜85万円以上 5〜8名以上 2日以上かかることも

例えば、1LDKのような小さめのお住まいであれば、作業量が少ないため、費用も比較的抑えやすくなります。

逆に、4LDKや5DKのように部屋数が多い一軒家では、荷物の量も多くなりやすく、作業も人手も必要になることから、費用は高くなる傾向にあります。

また、収納スペースが多い家や、長年住まわれていたご自宅の場合は、思っていた以上に荷物が多いことも少なくありません。

そうした点もふまえて、最初にしっかりとした現地見積もりを受けておくと安心です。

作業時間や人員数も料金に影響する

遺品整理の費用を考える上で見逃せないのが、実際の作業にかかる時間や、必要な作業員の人数です。

1LDKの一軒家であれば、2〜4人程度の作業員で半日ほどの作業で終わることが多く、費用も抑えやすい傾向にあります。

しかし、3LDKや4LDKといった間取りになると、作業員は5〜8人前後に増え、作業時間も1日〜2日かかるケースが出てきます。

さらに、大型家具や家電の運搬が必要な場合や、貴重品の捜索・仕分け作業に時間がかかるケースでは、人手や時間が余計に必要となり、結果として費用にも反映されます。

料金の内訳には、人件費や車両費も含まれているため、現地での見積もりは必ず受けておくようにしましょう。

一軒家の遺品整理の費用が上がりやすいケースとは?

一軒家での遺品整理は、家の広さや荷物の量によって作業の手間が増えやすく、費用が高くなってしまうケースもあります。

どんな場面で金額が上がりやすいのか、いくつかの例をもとに見てみましょう。

ゴミ屋敷・物の量が極端に多い場合

一軒家での遺品整理では、特に費用が高くなりやすいケースとして「ゴミ屋敷状態」や「物が極端に多い状態」が挙げられます。

長年住まわれたお住まいでは、気づかないうちに荷物が溜まってしまうことも多く、特に使っていない部屋が物置代わりになっていた場合などは、仕分けや運び出しにかなりの手間と時間がかかります。

荷物が多ければ、それだけ人手や車両の数も増え、処分にかかる費用も比例して高くなります。

特に大型の家具や、処分費用が高い家電製品などが多数ある場合は、作業全体の負担も大きくなり、相場以上の料金になることもあります。

少しでも費用を抑えたい場合は、事前に不要なものを分別しておくことをおすすめします。

特殊清掃や消臭作業が必要な場合

一軒家の遺品整理において、故人が室内で亡くなられた場合や長期間手つかずだった場合には、通常の片付け作業に加えて「特殊清掃」や「消臭作業」が必要となることがあります。

特殊清掃や消臭作業では、通常の清掃では取りきれない臭いや汚れに対応するため、専用の機材や薬剤、訓練を受けた専門スタッフの手配が必要です。

一軒家は構造が広く、部屋数が多いことから、対応範囲も広がりやすく、結果として作業にかかる時間やコストが増える傾向にあります。

また、床や壁の張り替えが必要になるケースもあり、その場合は別途リフォーム費用が発生することもあります。

遠方からの依頼で立ち会い代行が必要な場合

ご遺族が遠方にお住まいで現地に出向くことが難しい場合、遺品整理業者による「立ち会い代行サービス」を依頼することもできます。

仕分けや確認作業を業者に任せることになり、通常以上に丁寧で細やかな対応が求められるため、追加料金がかかることがあります。

写真での経過報告や仕分け内容の記録、電話やメールによるこまめな連絡対応など、時間と手間が多くかかるのが一般的です。

特に一軒家の場合は間取りが広く、部屋数が多いため、確認作業も細かくなりやすい点にご注意ください。

一軒家の遺品整理を少しでも安くする工夫

一軒家の遺品整理では、家の広さや荷物の多さから費用が高くなりがちですが、工夫の仕方によっては、負担を少しでも軽くできることもあります。

残すもの・処分するものを事前に分けておく

一軒家の遺品整理を業者にお願いする際、少しでも費用を抑えたいと考える方は多いと思います。

そんなときにおすすめなのが、「残しておきたいもの」と「手放してもよいもの」を、予めご自身で仕分けしておくことです。

アルバムや手紙、貴重品などは一緒に探してもらうこともできますが、事前に取り分けておけば確認作業の手間が減り、全体の作業がスムーズになります。

また、明らかに処分する予定のものがはっきりしていれば、不要な品の量が見えるので、見積もりの精度も上がります。

全部を一気にやるのは大変かもしれませんが、時間のあるときに少しずつでも整理を進めておくと、気持ちの整理にもつながります。

相見積もりは必須!料金も対応も大きく異なる

遺品整理をお願いする際は、1社だけで決めるのではなく、できれば複数の業者に見積もりを取るのが安心です。

同じ一軒家の整理であっても、提示される金額やサービスの内容に差が出ることがあるからです。

見積もりを比較することで、自分たちの希望や予算に合った業者が見つけやすくなり、「この内容でこの金額なら納得できる」といった判断もしやすくなります。

また、見積書の中身を丁寧に説明してくれるか、キャンセル時の対応なども明確かどうかなど、業者の信頼性を見極めるチャンスにもなります。

料金だけで選ばず、丁寧さや柔軟さなど、対応の雰囲気も含めて比較すると、より安心して依頼できるかもしれません。

地域密着型の業者を選ぶと費用を抑えやすい

遺品整理の費用を少しでも抑えたいと考えている方には、地域で活動している業者に依頼する方法があります。

距離が近いことで、移動にかかる時間や費用が少なくなり、その分、料金に反映されるケースもあります。

また、地域の地理や住宅の特徴をよく理解しているため、搬出作業などもスムーズに進められることが多いです。

地元での信頼を大切にしている業者であれば、丁寧で親身な対応を心がけているところも多く、初めて遺品整理を依頼する方でも安心して相談しやすいでしょう。

金額面だけでなく、安心感や対応の柔らかさも含めて、地域に根ざした業者ならではの良さが感じられるかもしれません。

まとめ

一軒家の遺品整理は、お部屋の広さや荷物の多さに加えて、庭や倉庫など屋外のスペースも作業の対象になることがあり、思っている以上に手間がかかることもあります。

現地の状況や作業内容によって費用が変わることも多いため、あらかじめ相場や注意点を知っておくと、気持ちの面でも安心しやすくなります。

費用の負担を抑えるために事前に取り組めることもあるので、まずは焦らず丁寧に準備を進めていきましょう。



この記事の監修者
橋本 明   
遺品整理士 / 不用品回収・リサイクル業務専門家
2012年より約10年間、不用品回収およびリサイクル業務に従事。
個人宅・オフィス・店舗・工場など多様な現場で経験を積み、大型案件にも多数携わる。
2021年に独立し、現在は遺品整理を中心とした事業を運営。
従業員数10名、車両7台を保有し、年間1,000件以上の遺品整理・不用品回収を手掛ける。

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