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遺品整理で意外と忘れがちなデジタル遺品とは?対策も紹介2025.02.28

デジタル遺品とは、亡くなった方が残したスマートフォンやパソコンのデータ、SNSやネット銀行のアカウント、サブスクなどの契約情報のことを指します。

最近では、多くの人がネットサービスを利用しているため、デジタル遺品の管理がますます重要になっています。

デジタル遺品を放置すると、家族が気づかずに支払いが続いたり、アカウントが悪用されたりすることもあります。

生前整理を行うことで、未然にトラブルを防ぎ、家族の負担を減らすことができます。

本記事では、デジタル遺品の整理方法や、生前にできる対策について詳しく解説します。

デジタル遺品とは?生前に知っておきたい大切なこと

デジタル遺品とは、亡くなった方が残したスマートフォンやパソコンのデータ、SNSやネット銀行のアカウント、サブスクなどの契約情報のことです。

最近は多くの人がネットサービスを利用しているため、デジタル遺品の管理が大切になっています。

特に、目に見えないアカウントや契約情報は気づかれにくく、放置されることもあります。トラブルを防ぐためにも、生前に整理しておくことが大切です。

デジタル遺品とは?何が含まれるのかを解説

デジタル遺品とは、亡くなった方が残したスマートフォンやパソコンのデータ、ネット上のアカウントや契約情報などのことを指します。

最近では、ほとんどの人がスマホを使い、SNSやネット銀行などのサービスを利用しているため、デジタル遺品は年々増えています。

デジタル遺品には、大きく分けて「有形の遺品」と「無形の遺品」があります。
種類 具体例
有形の遺品(物として残るもの) スマートフォン、パソコン、USBメモリ、ハードディスクなど
無形の遺品(データや契約情報) SNSやメールのアカウント、ネット銀行や証券口座、サブスクサービス、クラウドストレージなど

無形のデジタル遺品は目に見えないため、遺族が存在に気づかず、放置されてしまうこともあります。

その結果、相続手続きが滞ったり、料金の支払いが続いたりすることがあるので注意が必要です。

遺族が困る!よくあるデジタル遺品のトラブル

デジタル遺品を整理しないままだと、遺族が思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。特に多いのが以下の3つです。

① 個人情報の流出
スマホやパソコンをそのまま捨てると、データが流出するリスクがあります。

・銀行口座やクレジットカード情報が悪用される
・SNSアカウントが乗っ取られ、詐欺に利用される
→ デバイスを処分するときは、必ずデータを完全削除しましょう。

② 契約していたサービスの料金が引き落とされ続ける
ネット銀行の引き落としやサブスク契約は、解約しない限り続きます。
・動画配信、音楽配信、オンラインゲームなどのサブスク料金
・ネットショップの定期購入
→ 契約状況を把握し、不要なものは解約しておくことが大切です。

③ 見られたくないデータが遺族に知られてしまう
プライベートな写真やメッセージ、仕事の機密情報などが遺族の目に触れることも。
→ ロックをかける、削除する、信頼できる人に管理を依頼するなどの対策が有効です。

すぐできる!デジタル遺品の生前整理

デジタル遺品のトラブルを防ぐには、生前に整理しておくことが大切です。すぐに始められる対策を3つ紹介します。

① パスワードを整理する
スマホやパソコンのロック解除用パスワード、ネット銀行やSNSのログイン情報をまとめておく。
例:情報をメモして保管する方法
項目 記入例
スマホのロック解除パスワード 1234(家族には紙で伝える)
メールアカウント example@gmail.com / パスワード:○○○
ネット銀行 ○○銀行 / ユーザーID:××× / パスワード:△△△
→ エンディングノートや専用アプリを活用すると便利!

② 不要なデータを定期的に削除する
・使わない写真や動画は整理して削除
・見られたくないデータはロックをかける or 完全削除
→ 「後でやろう」と思わず、こまめに整理することが大切!

③ 重要なデータは家族がアクセスできるようにする
・残しておきたいデータはUSBメモリや外付けHDDに保存
・クラウドストレージのアカウント情報は信頼できる家族と共有
→ 家族に「このデータを残しているよ」と伝えておくと安心!

故人のアカウントや契約サービス、放置するとどうなる?

故人のネット銀行やサブスク、SNSのアカウントを放置すると、思わぬトラブルにつながることがあります。

料金の自動引き落としが続いたり、SNSが悪用されたりすることも。通帳がないネット銀行は家族が気づかず、相続されないケースもあります。

生前整理を行い、家族があらゆるデータを把握できるようにしておくことが大切です。

定額サービスの自動引き落としが続くリスク

動画配信や音楽ストリーミング、クラウドストレージなどの定額サービスは、解約しない限り自動的に引き落としが続きます。

故人の契約を家族が知らないと、使っていないのに支払いが続いてしまうことがあります。

特に、クレジットカード払いのサービスは、請求書が届くまで気づかないことが多いです。引き落とし口座が凍結されると、未払いとなり、督促がくることもあります。

また、クラウドストレージなどは契約が切れるとデータが削除されるため、大切な写真や書類が消えてしまうことも考えられます。

解約の前に、必要なデータがないか確認し、家族で契約状況を共有しておくことが大切です。

SNSアカウントが乗っ取られる可能性

放置されたSNSアカウントは、第三者に悪用されるリスクがあります。

SNSアカウントが乗っ取られると、なりすましによる詐欺や、不適切な投稿が行われる可能性もあります。大切な思い出が詰まったアカウントが悪用されるのは避けたいものです。

Facebookでは、遺族が申請すると「追悼アカウント」に変更でき、他人の不正利用を防げます。一方、LINEなどは一定期間後にアカウントが削除されることもあります。

ただし、どのSNSも自動で処理されるわけではなく、遺族が申請しなければそのまま残ってしまいます。

生前にアカウントの扱いを決めておくと、家族がスムーズに手続きできます。

ネット銀行や証券口座の相続漏れ

ネット銀行や証券口座は、紙の通帳がないため、家族がその存在を知らないと相続の対象にならず、放置されてしまうことがあります。

取引が長期間ないと「休眠口座」となり、手続きが複雑になることも考えられます。

証券口座に株式や投資信託があった場合、金融資産が引き継がれずに放置される可能性があります。

また、FXや信用取引をしていた場合、負債が残っていることもあるため注意が必要です。

相続漏れのトラブルを防ぐには、口座情報をリスト化しておくのが効果的です。エンディングノートや専用の管理アプリを活用し、家族が確認できるようにしておくと安心です。

デジタル遺品整理をプロに依頼するなら?

デジタル遺品の整理は、自分だけで対応するのが難しいこともあります。

スマートフォンやパソコンのロック解除、データの復旧、アカウントの解約など、専門的な知識が必要な作業も多いため、プロに依頼すると安心です。

信頼できる業者を選べば、安全にスムーズな整理ができます。

専門業者に依頼するメリット(手間削減・データ復旧など)

デジタル遺品の整理は、専門知識が必要な作業が多いため、業者に依頼するとスムーズに進められます。

特に、スマートフォンやパソコンのロック解除、SNSやネット銀行のアカウント解約、データ復旧などは、素人では対応が難しいこともあります。

専門業者に依頼するメリットには、以下のようなものがあります。

• 手間を大幅に削減できる
遺族が1つずつ手続きをするには時間と労力がかかりますが、業者なら一括で対応してくれます。
• データ復旧が可能
削除された写真や動画、大切な書類データも、プロの技術で復元できる可能性があります。
• 安全に機器を処分できる
個人情報が流出しないよう、適切な方法でデータを消去し、機器を処分してくれます。
• 相続手続きのサポートも受けられる
ネット銀行や証券口座の相続手続きについてアドバイスをもらえる業者もあります。

大切なデータを守りながら、確実に整理したい場合は、専門業者に依頼するのが安心です。

業者を選ぶ際に気をつけるべきポイント

デジタル遺品整理の業者を選ぶときは、信頼できるかどうかを見極めることが大切です。

以下のポイントをチェックして、安心して依頼できる業者を選びましょう。

✅ 実績や評判を確認する
• 過去の対応件数や口コミを調べ、信頼できる業者かどうかをチェック。
• 公式サイトに事例を掲載している業者は、経験が豊富な可能性が高い。

✅ 料金が明確かどうか
• 作業ごとの料金がはっきり記載されているか確認。
• 見積もりを取った後に追加料金が発生しないか、事前にチェック。

✅ 個人情報の取り扱いが適切か
• 契約時に守秘義務について説明があるか。
• データ消去の方法や、情報漏洩対策がしっかりしているかを確認。

✅ 対応可能なサービスを把握する
• ロック解除、データ復旧、機器処分など、自分が必要なサービスが含まれているか。
• すべての作業を一括で依頼できる業者の方がスムーズに進む。

✅ 複数の業者で比較する
• 1社だけで決めず、最低2~3社で見積もりを取り、内容を比較するのが安心。

信頼できる業者を選ぶことで、スムーズかつ安全にデジタル遺品の整理を進めることができます。

料金相場と、できるだけ安く抑える方法

デジタル遺品整理の費用は、依頼する作業によって変わります。以下は、一般的な料金の目安です。

作業内容 料金の目安(税別)
パスワード解除 20,000円~30,000円
データ復旧(50GBまで) 30,000円~40,000円
SNSアカウント削除 15,000円~20,000円
機器の処分・データ消去 10,000円~20,000円

料金をなるべく抑えるには、以下の方法を試してみましょう。

• 複数の業者で見積もりを取る
同じ作業内容でも、業者によって価格が異なるため、比較するとお得な業者が見つかります。
• 不要なサービスを省く
すべての作業を依頼せず、自分でできる部分は省略することでコストを削減できます。
• パックプランを活用する
「データ復旧+アカウント削除」などのセットプランを選ぶと、単体で依頼するより割安になることがあります。
• 地元の業者を選ぶ
出張費がかからない業者を選ぶことで、無駄なコストを抑えられます。

適切な方法を選ぶことで、費用を抑えつつ、安全にデジタル遺品を整理することができます。

生前整理でできること、今から始めるべき対策

スマートフォンやパソコン、ネットのサービスを使うことが当たり前になった今、もしものときに備えて整理しておくことが大切です。

アカウントや大事なデータを整理しておけば、家族が困ることも少なくなります。今からできる対策を紹介します。

アカウントやパスワードをリスト化する

デジタル遺品のトラブルを防ぐには、使っているアカウントやパスワードを整理しておくことが大切です。

SNSやネット銀行、定額サービスなど、契約しているオンラインサービスは意外と多く、遺族が気づかず放置されるケースもあります。

リストには、以下のような情報をまとめておきましょう。
• サービス名(SNS・通販サイト・銀行など)
• アカウントIDや登録メールアドレス
• パスワードのヒント(直接書くのが不安なら)
• 退会や解約の方法(公式サイトのリンクなど)

リストは、年に1回くらい見直して更新するのが理想です。手書きでもデータ管理アプリでもOKですが、家族が必要なときにアクセスできるようにしておきましょう。

必要なデータと不要なデータを整理する

スマートフォンやパソコンには、日々さまざまなデータが蓄積されます。必要な情報を見つけやすくするためにも、定期的な整理が大切です。

家族に残したい写真や重要な書類は、外付けハードディスクやクラウドに保存し、どこにあるか分かるようにしておくと安心です。

一方で、不要なデータをそのままにしておくと、遺族の負担が増えてしまいます。使わなくなったファイルや連絡先、不要なメッセージなどは、こまめに削除するとスッキリします。

生前に整理を習慣にすることで、いざというとき家族が困らずに済むでしょう。

家族に見られたくないデータを事前に処理する

スマートフォンやパソコンには、家族には見せたくないデータが残っていることがあります。

個人的なメッセージや趣味の記録など、知られたくない情報がある場合は、事前に削除しておくのが安心です。

事前に削除せずデータを残す場合は、フォルダにパスワードをかけたり、データの取り扱いについて家族に伝えておく方法もあります。

また、「このフォルダは開けずに削除してほしい」とメモを残しておくのも有効です。万が一のときに家族が困らないよう、整理しておくと安心でしょう。

まとめ

デジタル遺品には、スマートフォンやパソコンのデータ、オンラインサービスのアカウント、契約情報などが含まれます。

デジタル遺品を生前整理せずに残してしまうと、家族が対応に困ったり、不要な料金の引き落としが続いたりすることがあります。

生前にアカウントやパスワードをまとめておいたり、必要なデータを整理しておくことで、トラブルを防ぐことができます。

専門業者に依頼する方法もあるため、自分に合った生前整理の仕方を考えておくと安心です。



この記事の監修者
橋本 明   
遺品整理士 / 不用品回収・リサイクル業務専門家
2012年より約10年間、不用品回収およびリサイクル業務に従事。
個人宅・オフィス・店舗・工場など多様な現場で経験を積み、大型案件にも多数携わる。
2021年に独立し、現在は遺品整理を中心とした事業を運営。
従業員数10名、車両7台を保有し、年間1,000件以上の遺品整理・不用品回収を手掛ける。

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